JIJU-JETの特徴

イヤーピース「JIJU-JET」(ジジュジェット)は、頭外定位の機能を図る為のカップ部の「小さな孔」を採用し、音道管部の開口部を4個→1個へ減らす一方、フェーズプラグ頭部にも開口部を追加しました。その開口部をカップ内の前方方向とする事で頭外定位感の強化を図りました。また、先端形状を球状から円錐形状とした事によりJIJUとの識別化を図っています。このイヤーピースは、2019年に特許取得済(特許第6621166号)を基に製作されています。


「JIJU-JET」は、イヤホンの音をカップ内からシャワーの様に外耳道に導きながらプラグ先端部から直接音も届けるという構造により広い音場を展開し、一般的なイヤーピースとは異なる臨場感と定位感が得られます。ステムへの装着時、カップ部の孔位置が分かりにくいとのご指摘もあり、フェーズプラグの音道開口部(大きな孔部)をカップの小さな孔位置と同方向に組付ける事で、プラグの孔位置で容易にセットする事を可能といたしました。


「JIJU-JET」は、カップ部に小さな孔を設けており、若干低域の減衰があるものの、孔径を30%程度縮小する事で頭外定位感を確保しました。これにより一定の低音域特性を確保すると共に、フェーズプラグの先端孔径最適化(約20%拡大)する事で、低音域から高音域の特性改善を図っています。カップの音道側の手作業による加工を1つに減らす事で、コスト的にも比較的お求め易い価格設定とさせて頂きました。


「JIJU-JET」はJIJU同様、フェーズプラグを組込むことで構造の大幅な変更を実施しています。カップ部と比重の異なるフェーズプラグを組み込む事で、音質的な種々の課題の解消が図られています。これにより、音楽への没入感がより深く感じとれるのではないかと思います。イヤホンへの取付けは、ステム端部の細い一部の製品を除き多くの機種に対応が可能となっています。(ステム先端の外形がΦ5.5mm以上の製品に適合。Φ5.5以下の場合、軽く回転したり抜け易くなる場合があります)詳しくは弊社LIZER LABのHPを参照ください。


このイヤーピースは、フェーズプラグの抜け防止には特段の配慮を施し、簡単には抜けない抜き力を確保しています。その抜き力は、ステム装着側の抜き力とほぼ同等になるように設定しており、適切な使用状態においては、カップからプラグが抜ける事はありません。また、プラグ全長を大幅短縮したことにより、ステムへの組み込み時、フェーズプラグと干渉防止が図られています。尚、購入された商品のカップのサイズが合わなかった場合、弊社HP問い合わせよりご連絡頂ければ交換対応とさせて頂きます。製品は日本国内での製造となります。